レアリゼ推薦の書籍

レアリゼがお客様にお勧めする書籍のご紹介です。人材育成や組織変革、経営、リーダーシップなどの分野で皆様にお役立ていただける一押しの書籍をピックアップしています。

魂の経営   

古森 重隆 東洋経済新報社 

車が売れなくなった自動車メーカーはどうなるのか。鉄が売れなくなった鉄鋼メーカーはどうすればいいのか。まさにそうした事態、本業消失の危機に直面し、奇跡と称される事業構造の転換でその危機を乗り越えた富士フイルムホールディングス 古森会長の経営者としての魂の叫びがこの本には書かれている。

戦国武将に例えるならばまさに織田信長。類稀なる先見の明と決断力、強力なリーダーシップ。社長になった時に「できる事ならば神になりたい。神は判断を間違わないから」と言わしめるその「真剣勝負」に対する姿勢に、組織のナンバーワン(ナンバーツーではなく)のとてつもない重圧の中での責任感を感じるのであった。

しかし、古森氏が織田信長と違うのは、持論の「ビジネス五体論」の中で「胸」、つまりハートの重要性を説いているところである。リーダーは何のために戦うのか、優しさや大義を重んじ、そうした大切なものを守るための強さこそが本当の強さであると説いている。そして、ただ勝つのではなく「賢く、正しく、強く勝つ」ことの重要性も。

古森重隆という人は、後世に名を残す名経営者であることは間違いないだろう。しかし、彼の一言一言を紐解いていくと、それは、ほんの一握りのカリスマにのみ与えられる特異なリーダーシップについて述べているのではない。それは現代の企業戦士すべてが加速度的に環境が激変する中で、いかに対応していくことが賢明なのか、そして私たち一人ひとりに、それに必要な「勇気」を示してくれているように感じる。

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