基軸をもった人材こそが明日を拓く

  • モチベーション・自律
基軸をもった人材こそが明日を拓く

「主体性を発揮する。」 このテーマは、古今を問わずいつまでたっても課題となります。確かに周りを見渡せば、「他責」「保身」「様子見」「無難」と言った意識で仕事をこなしているような人が多いように思います。なぜなのでしょうか。恐らく、自分の持っているわずかながらの社会的財産を傷つけまいと必死なのでしょう。
私たちは、成長段階で欠点や弱点の改善を迫られる環境に長くされされてきました。会社に入っても、できることは褒められず、できていないところは改善を求められます。

しかしながら、そもそも人は何のために生まれてきたのでしょうか。苦手なところを改善・克服して成長するためなのでしょうか。でもその成長は何のためのなのでしょうか。
社会生活で躓かず、誰かが好ましいと思っている成果を生み出すためでしょうか。

私は、そうではなく、持って生まれた個性・強みを、世のため、人のために役立てるために生まれてきたんだと思っています。なぜならそれが最大の幸せを生み出すからです。

では私たちは、自分の個性・強みをどれだけ自覚しているのでしょうか。ワンズウェイが企画したあるセミナーで、「あなたの強みを書き出してください」と言うと、3分かけてもせいぜい数個しか書けない人が多いのです。その理由は、他人と比較しているからなんです。「もっとすごい人がいるしなあ」「あえて強みというほどのものでもないし・・」自分で自分を否定しているのです。自分の中の可能性を信じていないのです。

自分の個性・強みを世の中に還元するには、自分が今持っている力を”使える”と自覚する必要があります。例えば、「私はカタコトの英語が話せる」ことを、恥ずかしいレベルと認識するか、手持ちの使える道具として認識するかによって、その人の行動に大きな違いを生じます。
主体性を発揮できる人は、この認識が広い人です。なぜなら自分の中に使える道具がたくさんあることを知っており、自分にその道具の使用責任があると自覚しているからです。

更に主体性を発揮できる人は、その道具の使用目的がわかっています。少し大げさに言うと”得たいもの”あるいは”ありたい姿”といった理想をもっているということです。
そして、この理想を単に想像の産物として眺めているだけでなく、その理想に恋い焦がれ、追い求める熱意を秘めているということです。

しかし、多くの場合”得たいもの”あるいは”ありたい姿”ぐらいは自分も持っているけれど、それに恋い焦がれ、追い求めるほどの熱意があるかと言われると、そこまでではないと感じるかもしれません。
問題は、その”得たいもの””ありたい姿”がどこから発露したものかということです。
すなわち、それが、うわべの損得勘定や見栄、名声への欲求といったものからではなく、自分のもっと深いところで満たされる感じがあり、心の底、魂のレベルから発露したものだと実感できるものだということです。
この深いレベルでの「喜びや安心」を伴う「理想目的」は、一般に利他に焦点が当たっているものなのです。だからこそ強い熱意を生み出すのです。

このように、強みとして”使える道具”を自分は持っているという自己への信頼感と、深いレベルでの理想目的は、その人の最も重要な「基軸」になります。
この基軸は、その人に勇気と忍耐を与え、主体性を引き出し、思考と行動習慣を生み、人格(ひととなり)、その人らしさを創っていきます。
そして人は、その人の人格に最も影響されます。だからその人は世の中に貢献できるのです。

今や、物質的・経済的発展が極まり、売上・利益至上主義から、より本質的な幸せを求める時代に変化しつつあります。
”きれいで安い”より”安全で安心”な食、病院内の延命より自宅での安楽、打算的な知識より心温まる智慧、競争より共創、こうした揺り戻しが来ています。
そこで求められるのが、ゆるぎない高い志であり、困難に遭遇した時にもぶれない基軸から繰り出される信念です。
もし、この基軸を持たないなら、何か問題が生じる度に、外に答えを求め、その通りにすることで結果の責任を免れ、今まで通りの主体性のない生き方になってしまいます。

一部のリーダーが、この基軸を持てばいいという時代ではありません。より本質的な幸せを求める時代とは、今置かれている環境から始めて、自分を活かす道を自ら切り開き、一人ひとりが「心の底・魂のレベルから」喜びを表現するような生き方をして初めて、幸せを手に入れることができるのです。
リーダーのおこぼれを頂いても、本質的な幸せは手に入りません。自ら選び取った「基軸」から繰り出される思考と行動の実践ができる人だけが、幸せな明日を切り拓けるのです。

ワンズウェイは、その基軸つくりをお手伝いいたします。
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お問合せ info@onesway.biz
代表 藤本央(ひろし)