真田コラム

いい組織、いい会社の定義(5月24日ニュースレター掲載分)

時代とともに「いい組織」「いい会社」の定義が変わってきています。
昔は、利益を出す会社がいい会社でした。
そして、しっかり納税する会社がいい会社でした。
もちろん、それ自体は今も変わっていませんが、
徐々にそれだけでは「いい会社」とみなされなくなってきました。

1990年代初頭から、「メセナ」が盛んになりました。
企業が主として資金を提供してコンサートやスポーツなど、
各種イベントを開催したり、美術館など文化、芸術活動を支援しました。
儲かったお金の一部を社会に還元する会社が「いい会社」になったのです。

そして、ここ10年弱で「いい会社」の定義はさらに変わったと思います。
NPO法人いい会社をふやしましょう では、
「いい会社」をこう定義しています。
「本業をもって社会問題を解決しようとしている会社」
つまり、その会社がミッション・ビジョンを追求することで、
社会問題が解決され、より良い社会が築かれるのです。

以前の「いい会社」は儲かって、余ったら社会に還元するという発想です。
儲けるプロセスが社会にとってどうであるかは、
あまり注目されていなかったと言えるでしょう。
中には、社会的問題を生み出しながら儲けている会社もありました。
しかし、ネット社会においては、それは難しくなっています。
社会問題を生み出していることはすぐに社会に明らかになってしまうので、
継続ができないのです。

反対に、本業で社会問題を解決する会社には真に社会的ニーズに
応えているので、ビジネスとしても成功しているのです。
会社の掲げるミッションや理念に社会的大義があるので、
熱心なファンが消費者や株主として支えてくれる、
という現象も起きています。

今月30日に開催される第3回サーバントリーダーシップフォーラムでは、
まさに「いい会社」「いい組織」の実践がテーマです。
そして、それを可能にするリーダーシップについて学ぶことができます。

更新日: 2013年 05月 25日

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