真田コラム

いつの時代も変化は激しい(1月18日ニュースレター掲載分)

2013年初めてのコラムになります。今年もよろしくお願い致します。

今は環境変化の激しい大変難しい時代ですね、などとよく話しますが、
本当でしょうか?私たちは自分の今の体験を殊更に大げさに考えがち
ですが、案外そうでもありません。
今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公八重の人生を知って
強くそう思いました。

八重は会津藩に生まれ、戊辰戦争では銃を持って戦います。
敗れた後、京都に移り英語を学びキリスト教の洗礼も受けます。
新島襄と結婚し、同志社設立に奔走します。
穣の死後、赤十字に入社し、日清戦争・日露戦争の戦地に赴き、
看護活動に従事します。まさに日本の近代史を生きて、
亡くなったのはなんと昭和4年です。
つい最近まで生きていた人なんだ、と驚きました。
そして八重が生きてきた時代の変化のなんと激しいことか。

ここで、ちょっと調べてみました。今のビジネスマンは40年近く働きます。
私たちがビジネスに携わるこの40年間という時間幅で、
どんなことが起きてきたのか。
この40年の間には、東日本大震災、アメリカ同時多発テロ事件、
阪神淡路大震災、パソコンやインターネットの普及。携帯電話の普及。
ソビエト連邦の崩壊。etc…
確かに大きな変化がありました。

では、その前の40年間では、第二次世界大戦があり、
広島と長崎に原爆が落とされました。
その前の40年間では、第一次世界大戦が。
その前の40年では、まさに八重が戦った戊辰戦争、そして明治維新が。
そして、桜田門外の変やペリー来航(1853)まであったのです。
どうでしょうか。改めて考えてみると、激しい環境変化は
今に始まったことではありません。
むしろ過去の変化の比べると、今の変化など、
そんなに大きなモノではないかもしれません。

ここで言いたいことは、いつの時代にも私たちは、
激しい環境変化の中に生きていく運命にあるという事実です。
そして、それを乗り越えて行くには、個人も組織も社会も常に
イノベーションを起こしていく必要があるということです。
新島八重がそうであったように。

更新日: 2013年 01月 19日

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