真田コラム

ぐるぐるコミュニケーションのすすめ(7月20日ニュースレター掲載分)

 「コミュニケーションの必要性」と聞いて、 
どんなことをイメージするでしょうか?
人間関係作り、チームワーク、モチベーション、メンタルヘルス・・・
とても大事なことです。そして、コミュニケーションが
それらに果たす役割もとても大きなものがあります。
 
これらは、企業経営においては『実行』に関わることです。
企業経営のプロセスを大きく分ければ、
『戦略』フェイズと『実行』フェイズに分けることができます。
今まで、組織におけるコミュニケーションは、
『実行』フェイズの話が中心でした。
しかし、ここに来て、「コミュニケーション」は『戦略』フェイズで
重要性を増しているのではないでしょうか?
 
今は世の中が複雑になりすぎて、どんなに優秀な経営者やリーダーでも
完全に将来を見通すことはできなくなりました。
最初から完璧な戦略を作ることはできないのです。
この状況で必要なことは、『試行錯誤』です。試してみないと、
正解は誰にも分からないのです。
試してみて、素早くする修正する。そして、また試す。
このサイクルを回さないと、良い『戦略』は作れないのです。
 
これを成功させるには、
コミュニケーションスタイルを刷新する必要があります。
『いわゆる双方向のコミュニケーション』では、
お互いは自分の意見を言い合うだけで、
その結果自分の考えが変わることが無いので役に立ちません。
「自分の方が部下より正解を知っている」という
プライドや見栄が妨げになるのです。
今の時代においては、コミュニケーションの結果、
自分の考えが変わることは、全く悪いことではありません。
むしろコミュニケーションの甲斐があったというものです。
 
コミュニケーションの結果、自分の考えが変化し進展し、
それをまた発信していくコミュニケーション。
2本の線が並列しているのではなく、
楕円状に循環しているコミュニケーションが必要です。
これを私は『ぐるぐるコミュニケーション』と呼んでいます。

更新日: 2012年 07月 30日

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