真田コラム

なでしこ佐々木監督のリーダーシップ(7月21日ニュースレター掲載分)

なでしこJAPANのワールドカップ優勝は日本にとって久々に心から喜べる大ニュースですね。
これから佐々木監督のリーダーシップについて注目が集まるでしょう。
PK直前の笑顔が印象的でしたが、スポーツの指導者にありがちな強面なタイプではなく、
気さくで穏やかな人柄のようです。

報道を見る限り、リーダーとしての佐々木監督には2つの特徴があるようです。
一つが大胆な戦略。一番得点力のある澤をボランチに下げるという大胆な戦略が
結果的には大成功したのです。
もう一つの特徴は「選手の自主性を尊重すること」です。
もちろん、一流選手ばかりが集まっている日本代表チームだからという面もありますが、
選手の意見なども取り入れて練習メニューを変えたり、
自分のやり方を一方的に押し付けることなく、選手の自主性に任せる方針で
チームの力を引き出しています。

これらの特徴は、リーダーシップに本来必要である次の機能と一致します。
一つが成功につながる戦略やビジョンを示すこと。
そしてもう一つが、その作戦が情熱を持って取り組まれるようにメンバーに権限委譲をしたり、
メンバーを支援することです。
前者は誰でも意識しますが、後者は往々にして、ないがしろにされます。
後者のことを意識して本来のリーダーシップのあり方を提唱しているのが、サーバントリーダーシップです。
8月4日の講演では、企業事例をあげて詳しくお話しします。

そして、本来リーダーシップは監督や管理職だけのものではありません。
若手もリーダーシップを発揮して、周囲を巻き込んで大きな成果を出して欲しいものですが、」
最近の若手は人を使うのが苦手でひとりで頑張ろうとしがちです。
そこで、若手がリーダーシップを発揮するためにどうすれば良いかをテーマにした本を
書きましたので、是非ご一読下さい。

更新日: 2011年 07月 21日

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