真田コラム

アメリカ空軍はサーバントリーダーシップ実践組織(6月22日ニュースレター掲載分)

今、アメリカ、インディアナ州のインディアナポリスにいます。
今日から、サーバントリーダーシップの国際カンファレンス
「Greenleaf Center Annual International Conference」が、
ここインディアナポリスで始まりました。

日本からは私たちだけですが、
様々な国から、様々な立場の人が参加しています。
最初のセッションで同じテーブルになったのは、
アメリカの研究者、韓国の原発関連企業の人事担当者、
そしてなんとアメリカ空軍の隊員たち。

皆さん、軍隊のリーダーシップと言えば、どんなイメージがありますか?
極端なトップダウンで上司の命令には絶対服従、
部下は上司や目的のための手段であり、人間的な扱いをしてもらえない。
軍隊が出てくる映画などを見てると、こんなイメージですよね。

しかし、彼らと今日対話をしてみると、
実際のアメリカ空軍は全く違うと言うのです。
それどころか、空軍は「人を大切にする文化」なのだと言います。
だからこそ、毎年サーバントリーダーシップのカンファレンスに
20名もの人を送り込んで、学んだことを職場で共有しているのです。

もちろん、実務の中でトップダウンで命令に従うことはあるのですが、
それがうまく行くためにも、お互いの信頼関係が大事だと言うのです。
そのためにも、「人を大切にする文化」が不可欠なのです。
また、これは隊員の定着率にも大きく影響していると言います。

また、9・11より、空軍のカルチャーが変わったと言います。
隊員の責任範囲が広がり、仕事が増えたのです。
より、ひとり一人をケアする必要がでてきたのです。
こういったことも、サーバントリーダーシップの定着に
熱心な理由の一つのようです。

この場合、サーバントリーダーシップを
組織のトップのみのリーダーシップとして捉えているのではありません。
隊員ひとり一人がリーダーシップを発揮する必要があるという前提です。
一人ひとりがリーダーであり、
しかも「人を大切にするリーダー」であることを目指している訳です。

軍隊でさえ、そういう時代です。
皆さんの組織はどうですか?

更新日: 2012年 06月 22日

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