真田コラム

イノベーションとコミュニケーション(6月24日ニュースレター掲載分)

震災が起こる前から日本は大変な危機の中にいました。
この危機を乗り切るには、政治にも企業にもイノベーションが必要です。

今、世界でも最もイノベーティブな会社と言えば
グーグルを思い浮かべる人も多いでしょう。
先日、グーグル日本法人の辻野前社長のお話を聞きました。
グーグルはイノベーションのために
『コミュニケーションの活性化』を重要視しているそうです。
グーグルが掲げる『10 の事実』の中に、
「スーツがなくても真剣に仕事はできる」という項目があります。
これはもちろんクールビズのためではありません。

ひらめきはデスクに座って、「さあ、考えるぞ」という時に起きるのではなく、
普段の何気ないコミュニケーションの中から起きる、という考えからきています。
だから、人と人がフランクにコミュニケーションを取る必要がある。
そのためには、スーツにネクタイ姿は
フランクなコミュニケーションを阻害する要因にしか過ぎないのだそうです。

また、ヒエラルキー意識が強くては、フランクなコミュニケーションはとれません。
立場が違っても、対等に話せることが重要です。
それも一方通行ではなくて、双方向で。
そのために、まず外見の鎧を外しているのです。
そして意見が違っても、しっかり聴く。
お互いの理解を深めるために、とにかく納得がいくまで質問することが奨励されています。

思えば、私の古巣リクルートも創業以来そうでした。
新入社員も創業者を「江副さん」と呼ぶ。江副さんも新入社員を「○○さん」と呼ぶ。
また、「なぜ何故小僧は成長する」ということもよく聞きました。

より良い解を求めて、聖域無きコミュニケーションを取ることが
イノベーションには必要なのでしょう。

更新日: 2011年 06月 24日

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