真田コラム

グローバル人材を育成するために(8月26日ニュースレター掲載分)

先日、世界20数か国で展開しているグローバル企業の人事の方と話をしました。
人事の方いわく、日本法人における人材開発の大きなテーマとして
「役員も含めた幹部クラスのリーダーシップ向上」があがっているそうです。
日本から世界各国で活躍するリーダーを輩出したいのに、現状は程遠いからだそうです。

理由を尋ねてみると、語学の問題以上に
自分の意見をきちんと主張しないことが問題になっているようです。
また、リスクを取って自分で意思決定せず、上位者に判断を委ねる傾向も
問題になっているようです。
役員クラスでさえこの傾向がみられるとのことですから驚きです。

しかし、これはグローバル企業に限らず日本企業全般に共通したことで、
これまでの企業風土を考えてみれば当然の結果かもしれません。

上司は部下に自分の指示通りに動くことを要求し、自分で考えることを求めない。
失敗をすれば犯人捜しに終始して責任追及する。
…このような上司を見ている部下は、
「自分の身を守るためには自分の意見は言わない、チャレンジはしない」という
選択をしてしまいます。
入社時からずっと受身でいることのトレーニングを受けてきたようなものです。
急に変われと言われても難しいのは当然です。

ただでさえ、ここ数年の新入社員は「指示待ち」「主体性がない」「リスクを取りたがらない」
「空気を読み過ぎて自己主張できない」と言われています。
こうした新入社員をグローバル人材に育てていくためには、
若い時から「自分で考え、意見を述べる」「チャレンジする」といったことを
指導していく必要があります。

新入社員~3年目クラスの教育を、改めて見直してみませんか。

更新日: 2011年 08月 26日

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