真田コラム

システムを変えよ!(3月22日ニュースレター掲載分)

先日、民主党文部科学部門会議座長の鈴木寛参議院議員と
お会いして意見交換をしました。
鈴木議員曰く「私は衆議院議員には絶対ならない。
その理由は、参議院議員は任期が6年間あるから、政策を勉強したり、
多方面の人と交流したり意見交換をして政策を深めることができる。
しかし、衆議院議員は解散があるため、常に選挙に備える必要がある。
その結果、政策よりも地元の冠婚葬祭が優先される。
次の選挙に当選することが仕事となる。」
 
つまり、政治家が政策ではなく政局にばかり熱心になる
システムになってしまっているのです。
どんなに優秀な人が衆議院議員に当選しても、この罠からは抜け出せません。
政治家個人をいくら批判しても、状況は変わりません。
それは症状であって原因ではないからです。
システムにメスを入れる必要があるのです。
 
私たちは問題が起きた時に、そこに関わっている人に着目します。
もちろん、その人にも問題があるでしょうが、
その人を批判するだけでは何も解決しません。
システムに問題があるなら、仮に人が変わっても同じことが起きるからです。
システムを変えなければ問題は解決しません。
 
これは企業においても、同じことが言えます。
あなたは、何かミスが起きた時、目標が達成しなかった時、
犯人捜しをしていないでしょうか?
では、システムを変えるのは誰の役割でしょうか?
もちろん、それはリーダーの役割です。
リーダーの仕事は犯人を捜すことではなく、
ミスが起きないシステムを構築することです。
 
ちなみに、英国では予算編成が政党間の政局に巻き込まれて
翻弄されないように、予算責任局(OBR)を設置しています。
OBRは、財務省(HM Treasury)から独立した組織とされ、
その主な職責は、独立の立場から経済財政の将来予測を行うことです。
もちろん、このOBRというシステムとて完璧ではないので、
常に見直し改善することが必要でしょう。
 
あなたも、何か問題が起きた時、犯人捜しをするのではなく、
そのシステムを探ってみませんか?

更新日: 2012年 03月 22日

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