真田コラム

一日一生(9月21日ニュースレター掲載分)

日本では、毎日3名の子どもが小児ガンで亡くなっていることをご存じですか?
難病を持つ子どもはなんと20万人以上もいるのです。今この瞬間も、
たくさんの子どもとその家族が難病と闘っているのです。

実はある調査によると、難病の子どもの3人に1人が「ディズニーランドに行きたい」と希望しています。
そして、その子供たちの夢をかなえるサポートをしている人たちがいます。
オリエンタルランド出身の大住 力(おおすみ りき)氏が代表を務める
「社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を」という団体です。
彼らは、難病と闘う子どもとその家族を、ディズニーランドなど周囲の皆が
笑顔で活き活きとしている場に案内するサポートをしています。
難病と闘う子どもとその家族へのサポートを通して、家族の絆を再確認するということを支援しているのです。 

大住氏からのお話を聴いた時、心に残った言葉があります。
「難病の子どもたちが生きられる時間は限られている。とても短い時間しかない。
しかし、人間は時間が短ければ短いほど、濃い時間を送ることができる。」
私たちの人生も全て有限です。どの人の人生もそうです。
しかし、私たちは往々にして、時間が無限にあるかのごとく錯覚をしてしまいます。
終わりを意識しないのです。
そうすると、その時間は極めて希薄なものになってしまいます。
人生の有限さ、終わりを意識した時、時間の価値が違って見えてきます。

「一日一生」と言う言葉があります。
「今日一日が自分の一生の最後の日だと思って精一杯生きよ」という意味ですが、
長い人生も一日一日の積み重ねです。そして、いつ終わるか誰にも分からないのです。
明日という日が、全ての人に必ずやって来るとは限りません。
考えてみれば、今日、生きて目覚めていること自体が奇跡なのかもしれま
せん。そのことに感謝して、最後かもしれない今日を精一杯生きることが大事なのです。
難病を持つ子どもたちは、私たちにそう教えてくれているのです。

更新日: 2012年 09月 24日

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