真田コラム

営業で育ちました(8月24日ニュースレター掲載分)

レアリゼは研修やワークショップを提供している会社なので、
私真田は研修業界で講師を目指して、取り組んできたと思われることが
あります。
しかし、私は講師をするまで、研修とは無縁の世界で営業一筋でした。
今は書籍や雑誌の執筆をしているので、文章を書く仕事をしてきたと
勘違いする人もいますが、全くの未経験です。講師も執筆も全く未経験
から始めたのです。しかも、師匠的な存在もいません。
お手本とした人さえ、明確にはいませんでした。
自分でも出来る自信があった訳ではありませんが、やるしかなく、
「やってみたら思いの他うまくできた」というのが正直なところです。

それは、私が「営業」という仕事に必死で取り組んできたからだと思って
います。元来、コミュニケーション能力が低い私は、
営業は最も適性の無い仕事でした。それが何を間違えたか、
猛烈な営業で知られるリクルートに新卒で入社したのです。

雑談さえ満足に出来ない本当にダメダメ新人営業マンでした。
しかし、面白いもので、苦手なことが幸いしたのです。
雑談さえうまくできないので、相手が話してくれるように、
話しが盛り上がる記事を探しました。
そのことで、相手が喜ぶことをするのが習慣になりました。
相手が気持ちよく話せるように、一生懸命聞きました。
それが伝わるように、うなづいたり、必死でメモを取ったり、
全身で傾聴を表現しました。
相手を笑わせるジョークの一つも言えないので、
相手のジョークには大げさな位、声をあげて笑いました。
そのうち、「いつも笑顔ですね」と言われるようになりました。
相手の反応が怖いので、
少しの変化も逃さないように相手の表情を観察しました。
流暢に話せないので、少ない言葉で、相手に伝わるように、
分かり易く話すことを意識しました。

コミュニケーションが得意な人にとっては、当たり前のことも、
私にとってはオオゴトでした。だから、意識して取り組み、
その現象の裏にあるメカニズムを法則化して見える化しました。
これらの積み重ねが、私が講演や講師、執筆をすることを
可能にしています。
私は「営業」に育てられました。素晴らしい職種だと思います。

さて、レアリゼアカデミーに、その「営業」の世界から
ビッグなゲストがいらっしゃいます。
皆さん、注目です。

更新日: 2012年 08月 24日

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