真田コラム

学問のすすめ(7月5日ニュースレター掲載分)

NHK大河ドラマ「八重の桜」では、物語は戊申戦争に入ってきましたが、
そこからわずか4年後、日本に歴史的なベストセラー本が誕生します。
1872年(明治5年)に発売された「学問のすすめ」は日本の人口が3500万人
の時に、340万部(現在なら1200万部相当)という大ヒットを記録しました。

最近発売された「超入門 学問のすすめ」(ダイヤモンド社)では、
幕末日本と現代日本を比較しながら「学問のすすめ」が果たした
歴史的な役割を紹介しています。

現代日本が置かれている危機は、幕末、終戦後と並んで深刻なものだと、
よく言われます。しかし、過去の2度の危機を日本は見事に乗り越えて
きました。そこには「学問のすすめ」が説いた、重要なメッセージが
大きく貢献していたのだと思います。

●「文明が促す本質的な変化の時代を迎えたときは、
  社会全体をより良い方向へ導くチャンスでもある。
  この機会に巡り合うすべての問を志す人間は、
  時代が与えた絶好の機会を、最大限に生かす努力をすべきだ」

今は、まさにその時期であり、この機会を生かさない手はありません。

●「国民こそが国家をつくる主体であり、国民自身も国法を正しく守る
  義務がある。日本人の当事者意識と独立心こそ、日本を新しい時代に
  飛躍させる原動力である。」

 「貧富の強弱は固定されたものではなく、人間の努力次第で変化する。
  まず一身の独立を目指し、それによってこの国を豊かで強くできれば、
  西洋の力など恐れるに足らない。一身独立して一国独立する。」

まさに依存心を捨て、自分が会社や国を構成している主体者だという
自覚を持つことが必要なのです。
自分が自立していないのに、会社や国を支えることなどできません。

さて、7月21日は参議院選挙です。
投票率が低いと予想されていますが、
主体者として、投票しようではありませんか。

更新日: 2013年 07月 05日

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