真田コラム

時代の変化の只中にいる自覚(6月6日ニュースレター掲載分)

皆さんは世の中にインターネットが登場した時のことを覚えていますか?
ネット後に生まれた若者に質問したら、
「そんな大事件、大騒ぎだったでしょう!」と答えるかもしれません。
しかし、当時は多くの人が「へーそんなのできたの・・・」ぐらいの無関心ぶりでした。

世の中が大きく変わる時、時代の波のうねりが大きく押し寄せて
自分たちを飲み込もうとする時、面白いことにそれが見える人は
少数派のようです。大多数の人は、目の前にあっても見えないのです。
きっと激動の幕末も、大部分の庶民にとっては、見えなかったんだと思います。

リーマンショック以降、資本主義の終焉が叫ばれていますが、
まさに次の波が来たことを私は最近確信しました。
前回コラムで「いい会社の条件が変わった」
「本業をもって社会問題を解決しようとしている会社」と書きました。
今や、企業もNPOも違いが無くなりました。
両者ともに「社会問題を解決する」ことが目的です。
両者ともに継続するために「利益を出す」ことが不可欠です。
違うのは、利益を配当するか、再投資するかだけです。

もちろん、現実の企業が既にそうなっている訳ではありません。
これは新しい波なのです。
しかし、新しい波は古いものをいずれ流し去っていくでしょう。
「本業で社会問題を解決する」のではなく
「本業で社会問題を発生させる」ことをしているのは古い会社です。

もちろん、すぐに全てが無くなる訳ではありません。
しかし、徐々に勢力が衰えていくでしょう。
これからの企業のリーダーには「社会貢献」の視点が不可欠です。
それも寄付ではなく、本業でどう対応していくかです。
ここにビジネスチャンスがあります。
これからのNPOのリーダーには「ビジネス」の視点が不可欠です。
どんなに素晴らしい志も利益を生まないと自律して運営できません。
そして継続できません。

ここ数年来の考えが確信に変わったキッカケは、
あるテレビ番組と先日のサーバントリーダーシップフォーラムです。
このことについては、次回コラムで詳しくご紹介します。

更新日: 2013年 06月 07日

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