真田コラム

未来は予測できない(11月2日ニュースレター掲載分)

●1880年「蓄音機の発明は何のビジネス・チャンスも生み出さないだろう」
誰の言葉だと思いますか?
…これは蓄音機を発明したエジソン自身の言葉です。

●1943年「世界中のコンピューターの需要はせいぜい5台程度であろう」
…これはIBM初代社長トーマス・ワトソンが語ったと言われています。

●1968年「すでに50車種以上の輸入車がひしめきあう米国市場で、
日本車が大きなシェアを占めることはないだろう」
…『ビジネス・ウィーク』が日本車の市場参入にあたって掲載した言葉です。

●1977年「個人が家庭でコンピューターを使う理由など、どこにも見当たらない」
…かつてアメリカを代表するコンピューターメーカーであったDECの創業者ケン・オルセンの言葉です。

その道の専門家がいかに未来を読み間違えていたかに驚きます。
これほどまでに、未来の予測は難しいのです。
では、どうすればよいのでしょうか?私は2つの姿勢が必要だと思います。

一つは、柔軟な思考を持つことです。
「未来は必ずこうなる」と自分の思い込みで決めつけるのを止めて、
様々な可能性を認め、その場合の対応をシュミレーションをすることです。

もう一つは、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、
未来はまだ決まっていないのだから、「未来を創る」という強い意志を持つことです。
その時点の常識で諦めずに、望む未来を思い描いて、
そうなるように行動することです。勝負はまだついていないのです。
個人でも、企業でも、国家でも同じです。

今、韓国企業は日本企業を圧倒する活躍を見せていますが、
IMFによる韓国救済が行われたのは1997年。わずか15年前です。
15年前に韓国企業の今の活躍を予想できたでしょうか?

私たち・日本企業・日本国家の10年後、15年後の姿は
まだ決まっていません。勝負はまだついていないのです。
これから、未来を創っていこうではないですか。

更新日: 2012年 11月 22日

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