真田コラム

気づきの原因は隕石か花粉症か?(3月8日ニュースレター掲載分)

最近、私たちの会社で劇的に変化する人が続出しています。
こういっても、何のことか社員には分からないかもしれませんが、
私の目から見ると、突然別人になったかのように
一皮むけて成長しているのです。
上司として、こんなに嬉しいことはありません。
恐らく、本人の中で大きな気づきがあったのでしょう。
人はどうやって気づくのでしょう?
気づきの原因を2つに分けて考えてみました。
そして、それを隕石説と花粉症説と名付けてみました。

隕石説とは、ある日突然、
隕石のような大きな衝撃的な出来事に出くわし、気づくという考え方です。
昔から、戦争、大病、投獄など修羅場を経験すると人は一皮むけるといいます。
確かにこんな隕石が落ちてくれば、間違いなく大きな気づきは起きるでしょう。
しかし、通常のビジネスの現場でそうそうあることではありません。 

花粉症説とは、小さな気づきが花粉のように少しずつ体内に積み重なっていき、
臨界点を超えた時、突然発症し、変化するという考え方です。
花粉症の特徴は発症するまで、外から変化が見えないということです。
そして、ある日突然変化するのです。
あまりに突然のことなので、まるで隕石が落ちたように見えるかもしれません。

上司として部下の気づきを支援するには、どうしたらよいのでしょうか?
気づきの原因を隕石説だけに求めると、
本人が自分の中では色々なことを内省し、学び、
小さな気づきが起っていても、それを認めないことになってしまいます。
新興国に赴任して一からの立ち上げを経験することなどは、
隕石的な経験だとは思いますが、全員に経験させてあげることはできません。
花粉症説に立って、小さな気づきを数多く得られるように
支援をしてあげることが現実的だと思います。
その時に大事なことは、外から変化が見えなくても、
部下の内部に蓄積していけば、いつか必ず臨界点を超えて、
大きな気づきに至ると信じて、諦めないことだと思います。

更新日: 2012年 03月 08日

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