真田コラム

絶滅の危機(10月4日ニュースレター掲載分)

皆さんは「過去、地球上の96%以上の生命が消える大量絶滅はあった」
という話を信じますか?もちろん、これは真実です。
しかも1回では無いのです。何回だと思いますか?
実は、なんと5回も地球上の生命は絶滅の危機に瀕してきた歴史があるのです。

1回目の危機は古生代のシルル紀です。
有名な恐竜の絶滅は、5回目の危機で中生代の白亜紀のことでした。
大量絶滅の原因は気温の低下、酸素濃度の変化、海水準の低下など
様々なことが考えられます。
急激な環境変化に対応できない生命は、容赦なく淘汰されているのです。
しかし、大量絶滅という悲惨な出来事は同時に地球に希望をもたらせています。
新しい環境に対応した生物の大進化が実現しているのです。
1回目の大量絶滅時には昆虫が。2回目には爬虫類が。3回目には恐竜が。
4回目には初期哺乳類が。5回目には原猿が登場しているのです。

この話をビジネスに置き換えると、企業の興亡という話にもなります。
しかし企業は過去の生命体と違い、
自らの意志で自らを創り変えることができます。
つまり、企業自身がカルチャーを変え、ミッションを変え、ビジョンを変え、
戦略を変え、ビジネスモデルを変えることで、
新しい生命体として登場することができるのです。
今、そういった革命的な変化が求められているのです。
小手先のスキル教育に終始したり、戦術の改善だけに没頭していては、
この大変化を乗り越えることはできません。
今、新しい生命体として社会に登場する必要があるのです。

私は強く思います。
この大量絶滅の喩えが「この国の興亡の話」になることだけは、
避けなければいけません。

更新日: 2012年 10月 05日

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