真田コラム

自ら機会を創り出し(2月14日ニュースレター掲載分)

私が社会人のスタートを切ったリクルートの創業者江副浩正氏が
お亡くなりになりました。世間では、リクルート事件で悪役的な
イメージがついているかもしれませんが、私にとっては大恩人でした。
また、最高の経営者だったと思います。

江副さんは、リクルートを日本有数の高収益企業に育てただけでなく、
多くの経営者を育てました。私もその端くれです。
江副さんのDNAは間違いなく、引き継がれ、
日本を活性化することに役立っていると思います。

江副さんのDNAとは、
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という、
リクルートの社是に表れていると思います。
入社の時にこの言葉が書かれた青いプレートをもらいます。
この社是はリクルート人にとっては単なる社是にあらず、人生訓です。
その証拠に、全ての人がリクルートを卒業した後も
このプレートを大切に持っています。
私も今のオフィスのデスクに置いています。

通常、人は自分は変わらずに、他人に変わることを期待し要求します。
しかし、江副さんは「自らを変えよ」と言いました。
けれども、人が変わることは容易ではなく、何かの機会が必要です。
通常、人は「自分には機会がない」と嘆き、
上司や他人に「もっと機会を与えてくれ」と要求します。
しかし、江副さんはその機会さえも「自ら創れ」と言います。

このDNAが多くの社員を起業に挑戦させたのだと思います。
そして、今の日本に必要なものは、まさにこの考え方だと思います。
「日本にはもう将来性はない」なんて評論家を気取っても
何の意味もありません。

今こそ「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変える」
必要があります。そのことが職場、会社、社会が変わる
原動力になるはずです。

更新日: 2013年 02月 15日

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