真田コラム

自分の不完全さを認める(5月24日ニュースレター掲載分)

「欠点を改善することに力を注ぐよりも、
長所を伸ばした方が成果が出る」といいます。
自分の長所の話は楽しく、理解しやすい話です。
一方、自分の欠点の話は楽しくない話です。
だから、できれば知りたくないのです。
「自分は論理的思考が弱い」
「自分は人の気持ちを理解することが苦手である」
「自分は他人の話を聴いているように見えて、実は聴けていない」
「自分は自己中心的な傾向が強い」
「自分は今のビジネスを遂行する基本的能力に欠けている」etc・・・
自分を客観視するということは、自分の情けない姿を見ることです。
愉快な話ではありません。
しかし、自分の不完全さを認めなければ、
「できないことをやろう」とすることになり、
成果を出すことはできません。
自分の不完全さを認めないと先には進めません。
不完全さを認めるから、戦略を立てることができるのです。
 
小柄なサッカー選手は
「体格では他の選手に劣る」という不完全さを認めないと、
成功することはないでしょう。
不完全さを認めるから「体幹を鍛え、当たり負けしないような体を作る」
「スピードやテクニックに磨きをかける」という戦略が出てきます。
人は自分の不完全さを何故認めたくないのでしょう。
認めてしまったら、自分の未来が無くなると思うからでしょうか。
事実は反対です。自分の不完全さを認めなければ、
非現実的な行動を続けて、自分の未来を失くしてしまいます。
不完全さを認めれば、ブレイクスルーを起こし、
新たな未来を創造することができます。
 
皆さん、サッカー界でNo.1の監督は
どんな凄いサッカー選手だったと思いますか?
世界No.1監督と言われるレアル・マドリードの
ジョゼ・モウリーニョ監督は、
選手時代に本人曰く「三流だった」そうです。
プロ選手になれていません。
選手としての自分の不完全さを認めたので、戦略を変えたのです。
指導者の道を志してスコットランドで語学を学び、
なんと通訳としていくつものチームに関わり指導者を目指したのです。
 
勇気を持って、自分の不完全さを認めましょう。
そこから未来を切り開きましょう。
 

更新日: 2012年 05月 24日

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