真田コラム

リーダーシップは誰に必要か(2014年4月28日ニュースレター掲載分)

リーダー教育の話なのか、リーダーシップ教育の話なのか、
お客様からご相談を受けた際に、よく混乱が起きます。
この2つは似て非なるものです。
会社の幹部をリーダーとして鍛えるのであれば、経営的視点を持つために
財務やマーケッティングの能力を鍛えることも必要でしょう。
リーダーシップを強化することも重要な一要素です。
一方、リーダーシップ教育が必要なのは経営幹部だけではありません。

リーダーシップには2つの段階があります。
第1段階は、自らコトを起こすことです。
「こうあるべきだ」「こうしたい」という想いがあって、自ら行動をするのです。
第2段階は、周囲に影響を与えて人を巻き込んで実現していくのです。
自分一人の力では実現できないことを、集団の力や組織の力を用いて実現するのです。

新人であっても受け身ではなく、「もっとこうした方がよいのでは」と自ら考え、コトを起こすことはできます。
2、3年目にもなれば後輩を始め、周囲を巻き込んで仕事をすることが求められます。
中堅になれば、他部署や関係会社の人をも、巻き込んでいく必要があるかもしれません。
管理職になれば、部下を一人ひとりしっかり動かして、彼らの力を引き出して活用していく必要があります。
部長職ともあれば、自部門の構成員全員を動かしていく必要があります。
つまり、リーダーシップはあらゆる階層の人に必要なのです。
決して、経営幹部だけのものではありません。

リーダーシップを強化するために必要なことは2つあります。

1つは、「思考」を変えることです。たとえば他責から自己責任に。
たとえば問題が起きた時に、担当者に原因があるとして
責任を取らせるのではなく、そういう状況を生むシステムを改善することに。
たとえば自分の経験による過剰な自信で物事を判断するのではなく、
現場や部下の声を真摯に受けとめることに。
たとえば同質を求めるのではなく、異質を受け入れそこから学ぼうと思うことに。
人を道具として冷徹に見ることから、人を愛することへ。

もう1つは、「行為」を変えることです。たとえばセルフコントロール。
自分の習慣化された行動を新しい「思考」に沿って変えるのです。
たとえばコミュニケーションの取り方。聴き方、話し方。
たとえば命令中心からサポート中心へ。

全ての階層の人々が「思考」と「行為」を変えることで
リーダーシップを強化していくことが可能となります。
是非、全社のリーダーシップを強化してみませんか。

更新日: 2014年 04月 30日

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