
- シニア社員のモチベーション低下は、本人の生産性と若手社員の意欲を低下させる
シニア社員のモチベーションが低下すると、本人の生産性が低下するばかりか、後輩育成も行われなくなります。その結果、技能伝承が進まなくなります。さらに、シニア社員の「仕事はそこそこで良い」という姿勢が、若手・中堅社員のモチベーションを低下させる恐れがあります。また、モチベーションを下げている年上の部下は管理職の苦労の種ですから、シニア社員のモチベーションの低下は管理職の負担を大幅に増やすことにつながります。
- シニア社員のモチベーションを保つためのポイント
モチベーションが下がっているシニア社員には2つのタイプがあります。
多いタイプは、先が見通せてしまって一生懸命に働く意義を感じられないシニア社員です。このタイプのシニア社員を、「どのような地位に就きたいか」や、「仕事を通して何を実現させるか」によって動機づけることはほぼ不可能です。ライフプランセミナーなどでマネープランニングをしても、「仕事をやり続けないといけない」と感じるだけで、積極的に仕事を行おうとするまでには至らないことが大半です。
もうひとつのタイプは、役職定年や賃金カット、かつての部下が自分の上司になるなど、労働環境が大幅に変わった直後のシニア社員です。このタイプは、目の前の状況を受け入れられず、モチベーションを下げている場合が多いです。
- ゴールイメージではなく、態度や価値観によって動機付ける
求めるものを実現しようとすることがモチベーションの源です。将来の可能性が制限されているシニア社員でも、「人に対してどのような態度をとる自分でありたいか」や「ビジネスマンとしてどのような姿勢を持ち続けたいか」といった「ありたい姿」を持つことはできますし、実現することも可能です。先が見通せてしまって一生懸命に働く意義が感じられないシニア社員がモチベーションを保つには、「何を達成するか」よりも「どういう自分でありたいか」に焦点をあてることが重要です。
- モチベーションを自分でコントロールできる感覚を得る
労働環境が大幅に変わった直後のシニア社員には、「こんな状況では、モチベーションが下がって当然である」という思考から、「どんな状況であっても、自分のモチベーションは自分でコントロールすることができる」という思考に切り替えることで、モチベーションを上げるきっかけを作り出すことができます。このように思考の転換ができると、さまざまな機会をモチベーションアップのために活用できるようになり、モチベーション向上の施策が機能するようになります。
- シニア社員のモチベーションアップのための人材育成プログラム・組織変革プロジェクト
【シニア社員向け研修】
・セルフモチベーション研修(シニア向け):モチベーションを自分でコントロールできる感覚を身につけます。








