キャリア構築として必要なリーダーシップとは
「キャリア構築として必要なリーダーシップとは」 Youtube「PIVOT公式チャンネル」で弊社代表...
大澤 千恵
第2回サーバントリーダーシップフォーラム
~ サーバントハートが組織を強くする ~
NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会 理事長
真田 茂人
「サーバントリーダーシップの概略と国際カンファレンスの報告」
2012年10月22日に行われた「第二回サーバントリーダーシップフォーラム」。
参加者の皆さんにサーバントリーダーシップについて考えて頂くことを目的として、毎回 各界のリーダーをゲストとしてお招きし、ご講演頂いています。
ゲストの中には、日頃からサーバントリーダーシップを意識して実践していらっしゃる方もいれば、ご自身では「サーバントリーダーシップ」という言葉は意識していないものの、自然とサーバントリーダーシップを実践していらっしゃる方もいます。
今回は、NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会 理事長であり、弊社代表取締役社長である真田茂人の講演レポートを掲載させて頂きます。
NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会 理事長
株式会社レアリゼ 代表取締役社長
※部署・役職はインタビュー当時のものです
サーバントリーダーシップを提唱したのは、ロバート・グリーンリーフで「リーダーである人はまず相手に奉仕する」というHow toではなく哲学です。
あるミッションを実現するにあたり、サーバントリーダーと従来的な君臨型リーダーを比較すると、君臨型リーダーは自分が主役、主役をメンバーが支えるという図式ですが、サーバントリーダーは、主役はメンバーであり、それをリーダーが支えるというイメージになります。
サーバントリーダーは優しいだけのリーダーで、メンバーに媚びると誤解されますが、決してそうではありません。何かのミッションやビジョンに向かう時、メンバーが活躍できるようにサポートし支えていく、それがサーバントリーダーです。
最近スポーツ界でもサーバントリーダーが増えてきており、日本ハムの栗山監督が典型的なサーバントリーダーだと思います。彼は「やるべきことは選手がプレーし易い環境を作ること」と言っており、自分の都合は二の次、常に選手のことを最優先に考えています。選手からも「選手一人ひとりを見てくれる、選手が頑張る気持ちにさせてくれる監督」という評価をされています。また、なでしこジャパンの佐々木監督は「おらがおらがになってはいけない。おかげおかげの精神。自分の思いに走って、選手の思いを汲み取れないのは良くない」と話しています。
最近、アメリカでのサーバントリーダーシップカンファレンスでの発表事例が、企業だけでなく、アメリカ空軍や警察などにも広がっています。例えば、アメリカ空軍全体ではありませんが、ある部門ではサーバントリーダーシップが広められています。軍隊というと真逆の考え方にあるように思いますが、彼らは「いざとなれば命を落とすかもしれない、上官との信頼関係がなければ命を預けられない。そのためには日常の信頼関係構築が大切、人を大切にする文化、それを目指している」と話していました。
日本では、自分がサーバントリーダーシップを実践していると意識されている方は少ないですが、実際にサーバントリーダーシップの要素を発揮し、成果を上げている方はたくさんいらっしゃいます。
サーバントリーダーシップはサーブするだけと誤解されますが、リーダーシップですので、
先見力、概念化など方向性を指し示す能力も入っています。
「大義あるミッション、ビジョン、バリューを指し示す(ビジョナリーの側面)」「メンバーに奉仕する(サーバントの側面)」の2つが揃って、サーバントリーダーシップであると思います。
サーバントリーダーシップの効果は、メンバーのコミットを引き出すため、組織の実行力を高め、戦略面でも効果を示します。サーバントリーダーは謙虚であるため、変化を正直に受け入れ、現実的な戦略を導くことができるのです。
現代の難しい時代を乗り切るには、「学習する組織」を創ることができるリーダーシップであると言われていますが、それがサーバントリーダーシップであると思います。
今後、企業が継続的に発展していくために必要な考え方の1つとして、レアリゼではサーバントリーダーシップを推奨しています。
2004年にはNPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会を設立。レアリゼ代表の真田が理事長を務め、レアリゼが事務局を担っています。
当webサイトにはサーバントリーダーシップのまとめページを設置していますので、是非そちらもご活用ください。
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