
大手自動車メーカー様
ゼネラルマネージャーの自己変革を通じて、
新しいビジネスモデル確立のための理念を浸透させる
導入背景
従来の大衆車シェアにおいては、圧倒的な強さを誇っていたA社。
しかし、将来の持続的成長に向けて、「新たなビジネスモデル」を確立させる必要性を感じていた。
「新たなビジネスモデル」とは、大衆車ではなく「全く新しいプレミアムブランド」である超高級車の展開をし、新たな顧客を獲得することであった。
そのため、先にアメリカで展開されていた高級車ブランドを、国内へ導入することが決定。
しかし、「国内でのブランド力がない」「販売するリーダーシップ、マネジメント力が培われていない」「店は豪華にできるが、人には新しいやり方を押し付けても変わらない」など課題は山積みであった。
この課題解決に向けて、最も重点を置いたのが、販売店トップ(店長)の教育。真のプレミアムブランドの理念を組織の末端まで浸透させ、その理念を現場で実践する必要があった。
導入後の効果
①理念浸透
ブランドの表面的な理解ではなく、ブランド理念を自身の腹に落とし込んで、一人一人がブランドについて、 自らの言葉でメンバーに語れるようになった。
②チームビルディング
各販売店は別会社であるため、これまではライバル関係にあった。しかし、このブランド の販売においては、同じ目標に向かう「チーム」であるという意識が醸成
され、難しい課題に対しても、近隣のゼネラル マネージャー同士で意見交換をするなど、協力し合うようになった。
③リーダーシップ開発
リーダーシップスタイルが強制型から支援型に大きく変化した。
実施プロジェクト | 「最高のサービスを実現できる組織」を実現するため、ゼネラルマネージャー170名(販売店店長)を対象に7ヵ月間のリフレクティブ・アクションラーニングプログラムを実施した。 目的は「ブランド理念の浸透」及びそのために必要な「メンバーの知恵や能力を結集させる『意識結集型リーダーシップ』の習得」。 プログラムでは、まずオープニングで、意識結集型リーダーとして必要な考え方を学んだ。 その後、7ヶ月間にわたり、様々な体験を実施。それを踏まえて、①理念の実践を考えるセッション、および②現場の問題解決のアクションラーニングセッションに取り組み、店舗運営においてブランド理念を実践していった。 ~セッションのテーマ例~ • 米国視察研修を踏まえ、ブランド、おもてなしとは? • 新ブランドのホスピタリティとは? • 開発陣との交流で得たもの~新ブランドの魂「感動」の意味 • 試乗経験を踏まえ「新ブランドの何を売るのか」について • 工場の取り組みを受けて |
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対象者 | ゼネラルマネージャー(販売店店長)170名 |
実施プログラム | リフレクティブ・アクションラーニング(理念浸透) |
目的 | 「ブランド理念の浸透」、及びそのために必要な「メンバーの知恵や能力を結集させる『意識結集型リーダーシップ』の習得」 |