マネジャー（コンサルティング営業）

ある大手製造企業が経営方針や人事制度の変革に取り組み、組織を一新しました。その中で、私は経営リーダー候補を育てる長期プログラムに携わりました。
正解の無い激動の時代において、日々の売上成績に焦点を当てても、人々を活かすリーダーシップを発揮できている方はあまり多くなかったです。
しかし、この長期プログラムを通じて、「私は部下達が活きるリーダーシップを発揮しているのか？」「経営リーダー候補としての覚悟や志は確固たるものとなっているのか？」といったことを自問自答される方々が増えていきました。
対象者のレベルからして、もはや単なるリーダー育成研修を超え、組織変革の影響を持つプログラムとなりました。

当たり前のことですが、自分の信念や目的を持ち、自分の強みを最大限発揮することですね。
あと意識していることは、四つの要素①目的②相手③環境④自分（今回自分に期待されていること）ですね。どれかが欠けると、自己満足で提供価値が減少していきますね。

やりがいはたくさんありますが、良く実感する点でお話しすると、プレイヤーとして顧客に貢献できた時や、組織のマネジャーとして組織やメンバー個人の成長を感じられた時の2点です。特にメンバーが努力して成長している様子が、本人の言動から伝わってきたり、顧客から信頼されている場面が見えたりすると、大変なことがあっても頑張って良かったなあと、口元が緩んでしまいますね。

その一方で難しさを感じるのは、プレイヤー部分とマネジメントのバランスです。
メンバー成長を意識しながら関わるように努力はしているものの、つい私が過度に介入してしまいメンバーの成長機会を奪ってしまうこともあります。
「メンバー、チームの成長を実現しながら、チームとしてお客様への価値提供を最大化するためにどんな行動が必要なのか」このことを常に忘れないように意識しています。

レアリゼのミッションである「人と組織と社会を幸せにする」ためには、「全ての人をリーダーにして、自律型組織を創る」ことが欠かせないと考えています。ですので、その実現に向けてチームとしても個人としても驀進していきたいです。

仕事で遊ぶこと。
仕事を義務として向き合いたくはありません。言葉で伝えることが少し難しいですが、遊んでいるように取り組んでいるからこそ、関心、好奇心、探求心、学習意欲、当事者意識が生まれると思います。変化が早く、決まった正解が無い世の中において、自分自身もポジティブに変容し続けることが、プロフェッショナルに近づくと考えています。